盛岡タイムス Web News 2011年 4月 9日 (土)

       

■ 〈東日本大震災津波〉11日に復興委員会 有識者ら16人を委員に

 達増知事は8日、県東日本大震災津波復興委員会を11日に設置し、盛岡市内で初会合を開くと発表した。県内の学識経験者、産業、教育、医療福祉、市町村などの代表16人に委員を委嘱。県が策定する復興ビジョン、復興計画に向け、専門的な調査審議や社会経済面の要請などを踏まえ提言を出してもらう。県は6月をめどに中間報告的な復興ビジョン案を作成し、10年後をめどとして復興した姿を描くことになりそうだ。

  達増知事は8日の記者会見で「災害対策としては被災者の生活支援に引き続き力を注いでいくことが重要。同時に震災から1カ月経過するに当たって、復興に向けて未来を見据えたステップを踏み出す必要がある。県として復興に向け、被災者をはじめ県民が復興の理念や方向性を共有し歩み始めるための復興ビジョンの策定に取りかかり、専門的な知見や広範な観点から意見、提言をいただくため委員会を設置する」と設置の目的を説明。

  「6月までに数回を開催し、その後、県としてのビジョン案を作成し、そのビジョンを基に具体的な推進方策を盛り込んだ復興計画を策定したい」と、日程の見通しを示した。

  「平時における県の総合計画などとは基本的に違うという理解が必要。目の前にある自然的、地形的条件、安全のための技術的観点からの検討、経済社会的な必要性を外さないようにしていかなければ。何を作るのか、いつまでに作るのかというようなことを決めていく計画につながるような理念でありビジョンでなければ。あくまで最終的に作るもの、ハードなことを実現させるためのビジョンになる」とビジョンや計画の工程表としての性格を説いた。

  ビジョンの方向性については「犠牲になった方々の古里への思いをしっかり継承していくという精神で作っていくべきだと思う。岩手の沿岸らしく、それが東北全体、日本の中で誇りをもって輝くような復興ビジョンを描いていくことができれば」と述べた。

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