盛岡タイムス Web News 2011年 5月 4日 (水)

       

■ 行楽地に客足 地域経済支える「近場」に

     
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久しぶりのにぎわいを見せた小岩井農場まきば園
 
  ゴールデンウイークは3日から後半入り。好天に恵まれて行楽地に客足が戻った。震災のため遠方の客が減少し、県内や隣県からの観光客が多くを占めている。それでも震災と天候不順で客足が遠のいていた観光地は、盛り返しに期待していた。

 雫石町の小岩井農場は2日まで雨天や強風で出足が鈍かった。3日は久しぶりの春風に誘われ大勢の観光客が繰り出した。お昼頃には、まきば園まで約2`の車列ができ、駐車場はいっぱいになった。昨年はETCの割引き効果で西日本など遠方からの客が目立ったが、今年は多くが岩手、秋田、青森、宮城のナンバー。近場で短く遊ぶ家族連れが多かった。

  小岩井農場まきば園の広報の高山勉氏は「きのうまで寂しかったが天気が良くなったらたくさんいらして安心した。ずっと寒くて風が強く、もっと早く暖かくなってくれれば4月からにぎわったのではないか」と話す。「今年は遠くからの人は関東圏から、あとは浜松からという人を見たが、だいたいは近くの秋田、青森、宮城の方が多い。きょうは平年並みの出足と思う」と話していた。

  今年は巨大な透明のビーチボールの中に入って浮かんで進む「水上ハムスター」など新しいレジャーが登場し小岩井は120周年。8日までは小学生以下無料で入場できる。

  盛岡市繋の手づくり村も県内や隣県ナンバーでにぎわっていた。

  八戸市の会社員の小笠原陸さんは「八戸も港の方がかなり津波に遭って今年は近場の観光で済ませようという動きが結構ある。繋などの温泉にも行きたい」と話した。

  矢巾町の橘幸広さんは「農業なので忙しいし、地震でわが家も少しやられたので、今年は近くに来た」と話していた。

  同日はチャリティーライブや被災地復興の風船飛ばしなどのイベントが行われた。

  コロッケの屋台を出していた盛岡市の野村豪さんは「遠野から来たお客さんが多かったし、被災地から来て食べ物が要ると10個、20個と買ってくれる方もいた」と話していた。

  盛岡手づくり村の鈴木英男事務局長は「きのうまでは風が強くてだめだったが、ゴールデンウイークのピークの3、4、5日の初日としては順調な滑り出しで良かった。新幹線の開通が大きいし高速道でもかなり来ている。3月はまったくだめで4月は3割くらい。北海道からの修学旅行の予約がかなり減った。その一方で宮城からの修学旅行の目的地変更がある」と話していた。


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