盛岡タイムス Web News 2011年 5月 4日 (水)

       

■ 〈東日本大震災〉願いを乗せて浜を走れ 盛岡市から釜石へ子ども用自転車80台

     
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  釜石市へ輸送する子ども用自転車の積み込み作業をする盛岡市や山崎組の関係者ら
 
  盛岡市などが取り組む沿岸被災地へ贈る子ども用自転車は2日、釜石市へ80台分が届けられた。市民が無償提供した自転車が同日朝、盛岡市新田町地内の自転車保管所でユニック車2台に積み込まれた。寄付する前に修理したものや被災者へ応援メッセージを添えたものもあった。内陸からの復興への願いと被災地の子どもを乗せた自転車が沿岸を走る。

  先月寄付を募ったところ、予定を100台上回る252台の子ども用自転車が集まった。自転車店で修理を済ませたものや新品に近いものもあった。「この自転車で楽しい思い出をたくさんつくってくれたらうれしいです。盛岡から応援しています」とメッセージ付きの自転車もあった。

  市と自転車二輪車商業協同組合が点検・整備をし、先月26日に第一便が田野畑村へ10台、27日に大船渡市へ20台、市の車両で輸送された。今回の釜石市分は台数が多いため、岩手河川国道事務所が協力した。4月にも釜石市と大槌町へ大人用の自転車25台の輸送を手伝った。

  前回同様、同事務所の道路維持を受託する山崎組(盛岡市加賀野)がユニック車2d、同4・8dを提供。古山裕康交通政策課長ら市職員、同事務所の及川俊一盛岡国道維持出張所長、山崎組の山崎栄介土木部主任ら8人が積み込み作業をした。

  山崎主任は「当社としてもできる限りのことをしたい。沿岸の皆さんも頑張ってもらい、長く使ってほしい」と話し、市民の気持ちを託され、釜石市のシープラザ遊へ出発した。

  盛岡市は残る自転車について、被災地から市内の小中学校、高校に転入した児童生徒へ提供する考え。

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