盛岡タイムス Web News 2011年 6月 19日 (日)

       

■ 〈東日本大震災〉震災100日大法要 報恩寺に各寺から住職ら集まる

     
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 盛岡市仏教会(会長・吉田大信祇陀寺住職、54寺院)主催の東日本大震災追悼・復興祈願法要は18日、盛岡市名須川町の報恩寺で営まれた。発災から百カ日に合わせ、市内の寺院の住職が読経し、100人を超える市民が焼香。突如として命を奪われた犠牲者の安らかな眠りを祈るとともに、被災地の一日も早い復旧・復興を願った。

 同市仏教会の中から盛岡でも法要をと声が上がり開かれた。会員の寺院から多くの住職、副住職が集まり、吉田会長が供養の言葉を述べ、犠牲者の死を悼み、遺族の心が平穏となり、被災地が復興を遂げることを願ったあと、読経が始まった。供養のため参列した市民は、読経の中、鎮魂の思いを胸に線香をたむけ静かに手を合わせた。

  事務局の稲田泰眼清養院副住職は「昔から各仏教寺院ではこのような災害のとき、飢饉(ききん)や疫病の流行で大勢が亡くなったときに供養している。今回、亡くなった人たちの供養のほか、復興に対する祈願の意味もある。沿岸被災地から盛岡の方へ避難している人もいて、菩提寺も被災するなど、供養したくてもなかなかできない人もいると思うので開いた」と、開催の趣旨を語る。県内の死者は18日現在4546人。3カ月以上たったが2582人の行方が分かっていない。

  盛岡市八幡町の下田文子さん(70)は親戚、知人に犠牲者はいなかったが「拝みたくて参列した」という。「災害直後は新聞テレビを夫と涙を流しながら見ていた。新聞で小中学生も多く亡くなったと読んで、本当に何もかも持ってたのだなと感じた。拝ませていただいて、自分の気持ちにも慰めになり、一区切りになった」と法要を終えて話していた


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