盛岡タイムス Web News 2011年 9月 17日 (土)

       

■ 「お見事全射的中」 盛岡八幡宮、流鏑馬妙技に沸く

     
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 盛岡八幡宮秋の例大祭を締めくくる流鏑馬(やぶさめ)神事が16日、境内の特設馬場で執り行われた。大勢の観客が集まった馬場を3人の射手奉行が駆け抜ける馬の上から矢を放った。27本中22本を命中させ喝采を浴びた。

 流鏑馬本義は午後1時から行われた。全長420bの馬場に58bおきに55a四方の杉板の的が3枚設置された。馬場清めの儀が終わり本番。

  今回射手奉行を務めた大森康次さん、吉田耕広さん、菊池茂勝さんは、全力疾走する馬上から3つの的を目掛け各3回ずつ矢を放つ。命中させると乾いた音と共に杉板が割れ、観客が沸いた。射手奉行の後に続いて介添奉行が馬を走らせ、射抜いた的を確認しては「よう射たりや」と馬上から扇をかざし射手の腕前を褒めたたえた。

  岩手大学に通う中国出身の留学生ヒツ・セツさん(27)は「中国にこういう行事はなく、初めて見た。すごい、速い、かっこいいしか言葉が出てこない」と感動の面持ち。

  三の射手奉行、菊池さん(63)は3射(9本)全的中を果たした。「徹底的に基本を練習した。自分だけでなく全体の底上げがあり、自信を持ってできたのがよかった」と話していた。菊池さんは自身4回目の全射的中。八幡宮で流鏑馬が復活した1949(昭和24)年以降では記録だ。

  「流鏑馬は世の中に自分の存在をアピールする技術。あと1回か2回は全的を成功させたいね」と豪快に笑った。

  菊池さんの介添奉行を務めた菅野峻太さん(21)は「昨年も介添えをさせてもらったが、菊池さんは後ろから見ていて馬に乗る姿が違う。介添えを務めさせてもらって光栄です」と振り返った。


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