盛岡タイムス Web News 2011年 9月 30日 (金)

       

■ 〈潮風宅配便〉67 草野悟 現地見て応援の気持ち高まる

     
   
     
  このお二人のご老人(失礼)が立っている場所は、三陸鉄道島の越駅の宮澤賢治碑の前です。後ろの橋脚の上には、駅のホームがありました。お二人とも気軽な服装をしておりますが、実は被災地の現場を自分の目で確認し、多くのネットワークに伝えるという目的でやってこられました。

  お一人は、アメリカで16年間銀行に勤務してきた国際的な金融マンです。二重ローンなどの対策にいろいろ知恵と経験があります。もう一人の方は、大手企業のオーナーなど大変幅広い人脈を持っている元国際善燐協会理事長さんです。あまり歩けないので私がご案内しているところです。(すみません、お一人は健脚です)東京と埼玉から重い物資を持ってきてくれました。

  以前から私の会の応援をしてくださり、全国から支援物資を送る手配や支援金を送ってくれたりしていました。「草野くん、新聞やテレビでみているのと違い、生々しいねえ」と被災地を見ては同じ言葉を繰り返していました。

  すでにがれき撤去も大半が済み、今は夏草がぼうぼうと生えている被災現場ですが、初めて見る方には相当ショックのようです。

  「ここにこういう家並みがありました」「あの巨大な防潮堤が破壊されています」など説明しながら、陸前高田市から久慈まで2日間巡回してきました。お二人とも説明のメモをし、写真を撮り熱心に見て回りました。

  「必ず東京へ戻り、仲間に現状と、復旧はまだまだと伝えます」と感想を述べられていました。心強い限りです。

  三陸鉄道も「被災地フロントライン研修」が大人気です。数多くの研究者や行政、政治家などをご案内しています。現場、現実、現状をしっかり目に焼き付けることで、空論ではない真の提言が出てくるものと信じています。

  このお二人に限らず、長い歴史を歩んでこられた方は、いろいろなネットワークや知識をお持ちです。ぜひ自分の目で確かめていただき、三陸の復旧へ向けてアドバイス頂ければありがたいですね。

  注意する点は「被災者にカメラを向けないこと」です。盛岡から2時間で沿岸に着きます。どしどし確かめにお越しください。
  (岩手県中核観光コーディネーター)


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