盛岡タイムス Web News 2013年  7月  2日 (火)

       

■  岩手山が山開き 待ちかねた700人が登山 ピッケルを山頂で交換 沿岸の大漁旗も山頂に

     
  岩手山の頂上を目指し、山道を歩く登山者(1日午前11時ころ、岩手山9合目付近で撮影)  
  岩手山の頂上を目指し、山道を歩く登山者(1日午前11時ころ、岩手山9合目付近で撮影)
 


  県内最高峰の岩手山(2038b)が1日、山開きを迎えた。正午に山頂で開かれた式典には、滝沢村の馬返し登山口、雫石町の御神坂登山口、八幡平市の焼走り登山口から入山した登山者約700人が参加しにぎわった。多くの登山愛好家が、待ちに待った夏山シーズンの本格化を祝った。

  同日午前6時、3登山口で山開き式と神事が執り行われ、山の安全祈願やテープカットなどが行われた。滝沢村柳沢の馬返し登山口にも、朝早くから多くの登山者が詰めかけた。

  登山者は式典、神事終了後、われ先にと登山道に足を踏み入れた。入り口で配布された日本山岳会員で版画家の阿部陽子さんデザインの手拭いも人気で、あっという間に底を突いた。

  この日の午前中の岩手山は日差しも穏やかで風も涼しく、絶好の登山日和。同村鵜飼の佐々木幸治さん(62)は「岩手山はわれわれのシンボル。ゆっくり、自然を楽しみながら楽しく登りたい」と足を進めていた。

     
   頂上で記念のピッケルを交換する八幡平市、雫石町、滝沢村の山岳協会関係者  
   頂上で記念のピッケルを交換する八幡平市、雫石町、滝沢村の山岳協会関係者
 


  8合目からは、登山に参加した企業や団体がそれぞれの旗を掲げ、山頂を目指した。中には沿岸の市町村から借り受けた大漁旗もあり、青空に高く掲げられた。

  山頂では八幡平市、雫石町、滝沢村の山岳協会関係者がピッケルを交換。東日本大震災からの復興、2014年に予定されている滝沢村の市制移行など、さまざまな思いを込め「お鉢」を取り囲む万歳三唱のウエーブも行われた。

  盛岡市に住み、八幡平市で働く菊池光洋さん(32)は「盛岡から見る岩手山にも、八幡平から見る岩手山にも良さがあり、ずっと愛着を持っていた。今年はコマクサやシラネアオイがとてもきれい。この山は地元の人にこそ、一度は登ってもらいたい」と山頂で語った。


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