盛岡タイムス Web News 2013年  7月  5日 (金)

       

■  参院選公示 岩手選挙区には予想の6人立候補 震災復興が最大の課題 TPP、消費増税など争点 21日投票に向け舌戦火ぶた


     
  公示された参院選。演説を聞き、頑張ろうとこぶしをあげる有権者ら  
  公示された参院選。演説を聞き、頑張ろうとこぶしをあげる有権者ら
 

  第23回参院選は4日、公示された。岩手選挙区(改選1)には過去最高の6人が届け出。21日の投開票日に向け舌戦の火ぶたが切られた。野党が多数を占める「ねじれ国会」の行方が最大の焦点。自民党安倍内閣が進める経済政策「アベノミクス」への評価や憲法改正、TPP問題、消費増税、原発再稼働の是非などが争点となる。本県では東日本大震災からの復興が最大の課題で、各候補の政策実現能力も問われる。

  岩手選挙区に立候補を届け出たのは届け出順に、無所属で現職の平野達男氏(59)、共産党新人の菊池幸夫氏(54)、自民党新人の田中真一氏(46)=公明推薦、幸福実現党新人の高橋敬子氏(51)、民主党新人の吉田晴美氏(41)、生活の党新人の関根敏伸氏(57)の6人。各陣営は県庁で立候補の届け出を済ませたあと、盛岡市内で第一声を上げた。

  3選を目指す平野氏は盛岡駅前に陣取り、農林水産業の取り組みや復興相として復興の最前線に立ってきた実績をアピール。支持県議のほか、八幡平市の田村正彦市長らも激励に駆け付けた。

  菊池氏は本町通1丁目の浅沼ビル前で「安倍政権に待ったをかけ、命と暮らし、平和を守る政治への転換を求める」と主張。「共産党の躍進勝利で自公政権に審判を下す」と力を込めた。

  ラガーシャツ姿の田中氏は菜園1丁目の事務所前から運動をスタート。集まった自民、公明両党の支持者を前に「岩手県と日本の政治のねじれを正す。県民生活を安定から前へ進める」と誓った。

  高橋氏は本宮1丁目の事務所で出陣式。消費増税中止、憲法9条の改正による国防強化などの政策を訴え、市内遊説へ出発した。

  吉田氏は海江田万里民主党代表を応援弁士に迎え、大通3丁目のクロステラス前で第一声。女性の視点を生かしたソフト面での復興を掲げ「全身全霊で震災復興、少子高齢化の改善に取り組む」と訴えた。

  関根氏は中ノ橋通1丁目の事務所で、生活の党の比例区候補、藤原良信氏(61)と共に達増知事らの激励を受けた。「岩手で育てた改革の政治を立て直す」と政権交代をやり直す決意を示した。

  岩手選挙区の戦いは、昨年の民主党分裂に加え、現職の平野氏が同党を離れたことで混迷の度合いが増した。過去6回、負けている自民党は、ほぼ20年ぶりの議席奪還へ闘志を燃やす。

  小沢一郎氏率いる生活の党は、日本未来の党として臨んだ昨年の衆院選で、岩手1区、3区で民主党残留組に敗退。影響力の低下が指摘されており、「王国」復権へ負けられない戦いと受け止める。無所属となった平野氏を地域政党いわてや民主党を離れた無所属県議が支持するなど第三極形成につながる動きもあり、今後の県政界の動向を占う上でも注目の戦いだ。

  今選挙戦からインターネットを活用した運動も解禁され、ウエブサイトや電子メールを使った浸透にも各陣営がしのぎを削る。

  投票は21日、県内1121投票所で行われ、即日開票される。4日現在の本県の選挙人名簿登録者数は109万4199人(男51万8745人、女57万5454人)。


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