盛岡タイムス Web News 2013年  7月  23日 (火)

       

■  各党の得票に明暗 参院選・比例代表 選挙区は昨年衆院選が影響


  第23回参院議員通常選挙は22日未明以降、比例代表の確定作業が進んだ。県選管によると、県内では自民党が個人票、政党票合計19万6201票で、前回2010年と比べて約4万7千票も伸びた。一方、分裂した民主党は8万4千票、生活の党は10万2千票で、両党合わせても前回より10万7千票も落ち込んだ。共産党は1万7千票増の5万票台まで躍進し、同じく得票を伸ばした公明党をしのいだ。社民党は2万5千票で1万4千票減らすなど、各党で明暗が分かれた。

  ■佐々木洋平氏、藤原良信氏は落選

  県居住者で比例代表名簿に登載された候補の結果は、自民党新人の佐々木洋平氏(71)、生活の党現職の藤原良信氏(61)がいずれも落選した。

  佐々木氏は個人票5万6082票(うち県内1万548票)で名簿29人中22番目となり、当選者18人から漏れた。藤原氏は個人票3万4568票(同2万8936票)で6人中4番目だった。同党は比例当選がゼロだった。

  県内比例の得票率を見ると、自民が投票総数に対して33%で3分の1を占めた。生活が17%、民主が14%、共産、公明が9%、社民が4%などだった。みんなの党、日本維新の会は5、6%だった。

  自民は、昨年12月の衆院選比例東北の得票も前回10年参院選とほぼ同規模だった。民主の比例得票は前回10年で約29万4千票だったが、分裂により民主と生活に分散。同時に4割近くの票が減り、今回の投票率低下を差し引いても一部が他党へ流れた。

  昨年衆院選の比例東北の得票と比較すると、民主は3万8500票の減、生活(当時は日本未来の党)は約4万2千票も落ち込んだ。選挙区当選した平野達男氏(59)の民主除籍が影響したと考えられる。

  共産は前回10年で3万票台、昨年衆院選で4万票台になり、今回5万4千票と得票を伸ばした。公明は前回約4万7千票が昨年約4万2千と落ち込んだが、今回約5万3千票まで伸ばした。

  社民は前回約3万9千票から昨年約1万票減となり、今回は約2万5千票まで低下。選挙区候補擁立の見送りが響いた模様だ。

  ■選挙区は昨年衆院選の影響受ける

  岩手選挙区(改選1)の結果を見ると、自民は新人の田中真一氏(46)の得票が前回10年の擁立候補より約3万6千票減った。比例は票を伸ばしたが、有権者の「バランス感覚」が働いた分、選挙区の支持票が他陣営に流れたと推測できる。

  もともと民主党だった平野氏と生活新人の関根敏伸氏(57)、民主新人の吉田晴美氏(41)の得票合計は約39万6千票だった。平野氏が再選した07年の約43万8千票を下回ったが、前回10年の候補の約35万2千票を上回った。

  衆院選挙区別の勝敗を見ると、岩手1、3区は平野氏、田中氏、関根氏、吉田氏、共産新人の菊池幸夫氏(54)、幸福実現党新人の高橋敬子氏(51)の順だった。盛岡市、紫波町、矢巾町とも順位は変わらず、生活は最終盤に民主との票の奪い合いを制した。

  2区(玉山区除く)では田中氏が平野氏を約2千票上回った。昨年衆院選で鈴木俊一自民県連会長が返り咲いた結果が反映されている。久慈市や二戸市、山田町、岩手町など区内12市町村で1位となったが、宮古市や滝沢村など大票田で平野氏が勝った。関根氏は雫石町でのみ吉田氏に敗れ、4位だった。僅差の接戦が多かった。

  4区では関根氏が田中氏に5千票差をつけて2番手となった。小沢一郎党代表のおひざ元で意地を見せた。それでも1位の平野氏とは約3万8千票もの開きがあった。

  吉田氏は昨年衆院選で当選した階猛県連代表の出身地雫石町、黄川田徹選対本部長の地盤の陸前高田、釜石市で関根氏を上回った。


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