盛岡タイムス Web News 2013年  10月  3日 (水)

       

■  LNGで供給開始へ 15年春に転換 滝沢工場にタンク建設 盛岡ガス、環境に優しい選択


     
  LNGのサテライトを建設する盛岡ガスの滝沢工場  
 
LNGのサテライトを建設する盛岡ガスの滝沢工場
 

 盛岡市の盛岡ガス(熊谷祐三社長)は2015年5月から盛岡市と滝沢村の管内を、LPガスからLNG(液化天然ガス)に切り替えて供給する。容量1千`gのタンク2基を建設、LNGを貯蔵して工場で気化し、供給する。都市ガス業界のすう勢に合わせて、LPガスに比べ、環境に優しいエネルギーを選択する。

  2日は滝沢村高屋敷平の同社滝沢工場で、LNGサテライト設備建設の地鎮祭を行った。

  LNGは沿岸の基地から大型タンクローリーで運搬し、滝沢工場のサテライト設備に貯蔵し、管内約5万世帯に供給する。マイナス162度まで冷却し、空気の熱で気化して熱量調整し、臭気を付けて各世帯に送り込む。

  現在供給のLPガスは盛岡市東仙北2丁目の工場から供給しているが、天然化により滝沢工場に機能を移す。滝沢工場の敷地約3万平方bに約1万5千平方bの工場を建設し、直径約10b、高さ約20bの円筒形のタンク2基に、管内供給の1週間分を貯蔵する。東京ガス・エンジニアリングが施工し、14年末の完成を目指す。

  2日は現地で地鎮祭を行い、関係者25人が参列した。熊谷社長は「東京ガスが1969年にLNGを導入した当時から、将来はぜひLNGを導入したいと思っていた。既に高カロリー化はしたが、LNGが仙台や八戸から供給できることを機に導入し、地元の発展のため役立ちたい」とあいさつした。

  天然ガスへの切り替えに伴い、気体として空気より軽いため、各世帯設置のガス警報器の切り替え作業を行う。ガス器具は「都市ガス13A」と表示されているタイプはそのまま使用できるが、一部の大型ボイラーの業務用器具は調整を必要とする場合がある。

  盛岡ガスの高橋俊光製造部長は「LNGは環境に優しいエネルギーで、石油やLPガスより二酸化炭素の排出量が少なく、既に業界は9割以上切り替わっている」と話し、環境に配慮する時代の要請に応える。


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