盛岡タイムス Web News 2014年  4月   12日 (土)

       

■ 春呼ぶ回廊へ急ピッチ アスピーテライン18日開通へ除雪進む


     
  見返り峠山頂300b手前で行われる除雪作業(11日午前11時ごろ)  
  見返り峠山頂300b手前で行われる除雪作業(11日午前11時ごろ)
 

 秋田県と本県にまたがる八幡平アスピーテライン(全長27`)の除雪は18日の開通へ作業が進んでいる。11日には報道機関に現地が公開された。岩手側の冬季通行止め区間10・6`のうち300bを残すのみで、13日までに貫通の見込み。その後、設備の点検、ガードレールやアスファルトの段差解消など補修が行われ、雪の回廊が開通する。

  県の盛岡広域振興局土木部岩手土木センターによると、2009年度から秋田県と連携して除雪をし、4月第3金曜に同時開通されている。県は3月20日から通行止め区間の緑が丘ゲートから見返り峠(1540b)までを重機で雪の回廊に仕上げる。

  今年は2月中旬以降、低気圧の影響で雪が降り、積雪はほぼ平年並み。当初は軟らかい雪のため重たい重機が底部をこすり、作業が難航。その後2日の降雨で雪が締め固まり、作業が順調に進んだ。雪壁は高さ平均5b。山頂に進むに従って最大9bまで達する場所もあった。

  18日午前9時すぎの同ゲート周辺は、気温が0度から氷点下1度まで下がり、風が強く雪も舞った。山頂300b手前の作業現場までは一時、地吹雪で視界が全く見えなくなることもあった。

  現場は道路標識が大人の背の高さしか出ていないほど、雪が深かった。ロータリー車は勢いよく削った雪を吹き上げた。次第に晴れ間も出て、岩手山はじめ八幡平の雄大な自然が眼前に広がった。

  杉原永康振興局長は「日本一の長さを誇る雪の回廊と桜を同時に見ることができるのは、日本でここだけ。春の岩手の観光シーズンへの幕開けを告げるもの。台湾の定期チャーター便も就航し、利用してもらいたい」とアピールしていた。

  開通式は18日午前10時から同ゲート前で行われる。樹海ラインは25日午前10時開通予定。秋田と盛岡広域の観光施設をめぐるスタンプラリーも5月31日まで催される。
 


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