盛岡タイムス Web News 2015年  1月  5日 (月)

       

■  半世紀で解体へ 建て替えて新たな歩みを 岩手教育会館


     
   1965年の開館から多くのアーティストを迎えてきた岩手教育会館  
   1965年の開館から多くのアーティストを迎えてきた岩手教育会館  

 盛岡市大通1丁目の岩手教育会館が建て替えられる。7月には解体に入り、2018年2月の新築を目指している。現在の会館は1965(昭和40)年に建設され、築後約50年が経過した。財団法人岩手教育会館(砂金良昭理事長)は今年、「新岩手教育会館建設基本計画」により、地上4階の新会館の建設に着手する。現在の地上7階より低層になり、盛岡城跡公園からの景観に配慮する他、ホール機能は盛岡地域の他の会館と差別化を図り、新たな角度で県内の芸術文化の発展に寄与する。1960年代から岩手の舞台芸術の殿堂として親しまれてきた会館のホールの歩みを振り返りながら、新会館による発展を展望したい。(鎌田大介)

  新しい会館の概要は延べ床面積8167平方b、地上4階地下1階、高さ18・97b。505・8平方b406席の多目的可変ホール、368平方b252席の大会議室、108席184平方bの中会議室2室を中核に、現在の文教機能を拡充する。貸室面積は3195・5平方b48区画で、現在のテナントの事務所機能を引き継ぐ。

  ホールは多様なイベントに対応できる可動式とし、現在の760席から400席に減少するが、最新設備を盛り込み、現代的な演目に対応する。県民、会館の交流機能では空間を最大限に活用し、展示スペースを兼ね備えたエントランスにする。県民ギャラリー、会議室、練習室など創作、学習活動に利用しやすいスペースを確保する。家族の交流や情報交換などを図り、バリアフリーやユニバーサルデザインに配慮する。

  インテリジェント商業施設として情報の高度化に対応するほか、グルメやファッション専門店などのプラザを併設。盛岡城跡公園の桜まつり、雪灯(あか)り、いしがきミュージックフェスティバルなどと連動して運営できるようにする。建物には太陽光発電を取り入れ、省エネを図る。災害時には電力を確保する自家発電設備を備え、避難、復旧支援活動の場を提供する。


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