盛岡タイムス Web News 2015年  1月 13日 (火)

       

■  〈おらがまちかど〉40 盛岡市 名須川町内 周辺町内と守る三ツ石神社 町内会は昨年50周年 半世紀の歩み記念誌に 相原礼以奈


     
  名須川町町内会50周年記念事業実行委員会の委員ら(記念式典にて、同会提供)  
  名須川町町内会50周年記念事業実行委員会の委員ら(記念式典にて、同会提供)
 

 県名「岩手」やさんさ踊り発祥の地の伝説が残る三ツ石神社。その地元、盛岡市名須川町の名須川町町内会(熊谷武久会長)が昨年、発足50周年を迎えた。同会では10月に記念誌を発行し、11月には同市中央通のエスポワールいわてで記念式典を開催。文化香る住みよい町の継続を期している。

  名須川町が現在の名称になったのは1964(昭和39)年10月。戦前は「三ツ割部落会」という広大な地域の一部だったという。記念誌には64年以前を「創生期」、以後を「発展期」として、町の歩みを詳細に記している。

  「魅力再発見」のページでは三ツ石神社のほか、龍谷寺の仏像伝説や報恩寺の五百羅漢など町内の名所について紹介。宮澤賢治や石川啄木と同町との関わりにも触れている。熊谷会長(70)は「町内にお寺が10カ所もあるが、町内の人でも中を見る機会はあまりない。観音様を中心に紹介し、みんなの住む町のPRになったのでは」と振り返る。

  約540世帯、1200人ほどが暮らす同町内。町内会活動では地域特有の文化を重んじる。三ツ石神社は現在、同会と三ツ割自治会、愛宕町第一町内会が奉賛会を組織して管理している。この3町内会は同時にさんさ踊りグループ「三ツ石会」を結成し、夏のパレード参加は大きな恒例行事という。行事以外には、自主防災隊や高齢者の見守り活動などに力を入れている。

  記念誌は歴代の役員名簿など、詳細な資料も収録する。稲田収副会長(65)は「以前から構想を練り、2013年度から資料収集を始めた。会長も調べ歩いてくれて、とてもいいデータになった」と話す。

  熊谷会長は町内について「少子高齢化が進んでおり、町内会に限らず他地域、そして仁王地区全体で連携して伝統を守っていくことが大事。今後、岩手医大の矢巾移転が地区にどう影響してくるのかも考えながら進めていきたい」と話している。
(相原礼以奈)


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