盛岡タイムス Web News 2015年   1月   31日 (土)

       

■ 県内有効求人 新規倍率過去最高に 岩手労働局 12月は1・17倍


 岩手労働局(弓信幸局長)は30日、2014年12月の一般職業紹介状況について公表した。季節調整値で本県の12月の有効求人倍率は1・17倍と前月を0・05ポイント上回り、震災後の最高値を更新。12月の新規求人倍率も1・67倍と前月を0・14ポイント上回り、1963年の統計開始以来の最高値を更新した。岩手労働局では、求人は前年同月比で若干減少しているものの、求職者が震災後最少となるような減少傾向にあることが要因とみている。

  求人の状況(季節調整値)は、新規求人数が1万1093人で前月比25人増となり、39カ月連続の1万人超え。有効求人数は2万9206人で前月比140人増となり、38カ月連続の2万5千人超えとなった。求職の状況(季節調整値)は、新規求人者数が6646人で前月比585人減少、有効求職者数は2万5064人で前月比943人減少と落ち着いた状況が続く。

  岩手労働局では、求職者の減少傾向について「景気の回復傾向が続き、雇用情勢については好調な状況が続いている中で、就職を希望する人がスムーズに就職し、季節的な要因を取り除いても求職者が減ってきている状況」と分析する。

  一方、今後の求人の見通しでは、4月採用を控えて1月から求職者が増えるなど季節的な要因が見込まれるため、今後は例年通り一定数の求職者は増えると予測。14年は3月のがれき処理終了に伴い、大きく離職者が増えることが予想されたが、15年度は大きな離職の見込みがないことから、例年並みの落ち着いた状況が続いていくとみられる。

  主な産業の求人状況は、製造業が前年同月比8・3%増と4カ月連続の増加。特にもプラスチック製品、業務用機械器具、電子部品・デバイス・電子回路、電気機械器具、情報通信機械器具などで増加している。

  建設業は前年同月比7・0%減と15カ月連続で前年を下回っているものの求人数は1千人台と底堅く推移している。サービス業は前年同月比28・3%減と2カ月ぶりに減少。派遣から直接雇用に切り替える事業所の存在や昨年は消費税率引き上げ前の駆け込み需要に対応する求人が見られたことなど、労働者派遣業の減少が主な要因となっている。

  一部職種で顕著になっている人手不足対策の解消について、弓局長は「人手不足職種が見られることは非常に深刻な問題。ハローワークでスムーズなマッチングにつなげたい。これまでもやってきたが、一人でも多くの人が就職できるよう、求人のフォローアップや求職者に対する丁寧な説明を続けたい」と話した。



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