盛岡タイムス Web News 2015年  9月 12日 (土)

       

■ 盛岡市アイスリンク 国体迎える銀盤 公設では東北唯一の通年 本宮に19日オープン

 


     
  19日にオープンを迎える盛岡市アイスリンク  
  19日にオープンを迎える盛岡市アイスリンク

 
     
  県内初のカーリング専用シート2面を備える  
  県内初のカーリング専用シート2面を備える

 

 盛岡市が同市本宮5丁目地内に整備してきた市アイスリンクが19日オープンする。同施設は東北唯一の公設通年リンクとして、冬季国体の競技種目の競技力向上や盛岡広域8市町で連携して進めるスポーツツーリズムの拠点施設としての活用が期待される。カーリング専用シートを備たえた施設としては県内初。オープンを前に11日、マスコミや市議を対象にした内覧会が開かれ、施設内が公開され。

  市アイスアリーナに隣接する市総合プール駐車場に建設された同施設は、延べ床面積4164・48平方b。施設内には国際規格の30b×60bのスケートリンク1面、国際規格の45・72b×5bのカーリングシート2面を備えるほか、移動式の観客席96席、多目的トイレ、更衣室4室、会議室3室、事務室、救護スペース、貸し靴コーナーなどが設けられている。

  同施設は、2016年の希望郷いわて国体冬季大会ではアイスホッケー競技、冬季国体前に開催されるインターハイではアイスホッケー競技の競技会場。正式オープンを待たずに、いわて国体の強化選手やショートトラックの強豪、神奈川大学スケート部の合宿をはじめ、国体に向けた各競技団体の強化練習での利用が既に始まっている。内覧会が行われた同日も、盛岡工高の生徒がスケートの練習を行った。

  施設の一般利用は19日から始まり、一般は午前10時から午後6時まで(指定管理者による延長あり)。貸し切りは24時間対応する。盛岡市体育協会が指定管理者として運営する。二戸市出身でソチ五輪カーリング女子日本代表の苫米地美智子選手も市体協の職員として運営や指導に当たる。

  19日は午前10時からオープニングセレモニーを開催。19、20日は日本スケート連盟主催による基礎スケート教室、21日〜23日はアジアパシフィックカーリングツアー第3戦第1回盛岡市アイスリンクメモリアルカップ、25日には姉妹都市提携30周年記念事業の一環としてカナダ・ビクトリア市とのアイスホッケー交流試合も予定される。

  施設整備にあたっては、建設経費や維持管理費を抑制するために機能性を重視。自然冷媒を使用した製氷・冷却システム、屋内や通路、防犯灯などにLED照明を取り入れるなど、環境に配慮した省エネルギー対応の設備とした。フラットな床形状や多目的トイレ、視覚言語「ピクトグラム」の採用などユニバーサルデザインにも配慮する。建設工事費、業務委託費、その他備品などを含めた建設費は21億1841万4千円。14年6月に着工し、15年8月17日に完成した。

  市市民部の細川恒部長は「競技力の向上に加え、市民がカーリングやスケートに関心を持ち、実際にやることで裾野を広げることにも力を入れ、皆さんに愛される施設に育てていきたい。実際に競技をする方々には秋までの練習が勝負。これからは365日24時間練習できる施設としてたくさん活用していただき、岩手の競技力が飛躍的にアップすることを期待したい」と話した。


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