盛岡タイムス Web News 2015年  9月 15日 (火)

       

■  県議会 生活と民主など統一会派 改革岩手 分裂から最大勢力へ結集

 

  県議会(定数48)で、改選後の会派構成が14日、決まった。達増知事を支援したグループが模索していた統一会派が発足し、「改革岩手」として16人で届け出。これで自民党公認の自由民主クラブ13人を上回って第1会派になる。議長は先例によれば第1会派から選ばれるが、勢力図上は流動的な要素がある。正副議長は17日招集の臨時議会で選出される。議運や5常任委員長ポストも会派勢力によって割り振られることになる。

  14日が会派届けの期限だった。これを踏まえて同日会派代表者会議が開かれた。控え室割りや委員長人事などが話し合われた。

  改革岩手16人中11人にとっては2012年7月に旧民主党分裂でたもとを分かって以来の合流。現在いわて県民クラブと新会派に各2人がおり、ほか5人が改選で落選し、2人が勇退した。

  統一会派結成については民主党系6人が知事選で達増知事を支援した希望郷いわてを実現する会の参加者らとの合流を協議。結論がまとまらず困難との見方もあった。

  13日夜になって盛岡市内で党国会議員2人を交えて三たび協議。生活の党との意見交換も経て、急転直下で実現にこぎ着けた。15日に結集したメンバーで初顔合わせをし、議長候補や会派の体制などについて協議予定。

  同会派に参加する佐々木順一生活県連幹事長は「政権交代という歴史的な政治上の出来事から、改めて再結集した。かなり教訓を踏まえたもので価値がある」と意義を説いた。

  構成は民主公認5人と無所属の小野共氏(選挙区・釜石、3期)の6人、生活公認6人と党支援を受けた伊藤勢至氏(宮古、6期)の7人とで13人。

  さらに実現する会参加の無所属1期目で、民主と生活推薦の柳村一氏(滝沢)、生活と社民推薦の千葉進氏(一関)、元社民党北上市議の佐藤ケイ子氏(北上)の3人を加えて計16人。

  暫定会派代表で民主県連幹事長の高橋元氏(北上、3期)は「4年前の同志の再結集に、新たな同志も加え、改革へ新たな発想、広範に取り組める体制ができた。国政や所属政党の方針に関することは会派内で扱わないと線引きした。あくまで県議会運営に特化したもの」と明言した。

  無所属のベテランと1期目の5人で結成された新会派は14日、名称を「創成いわて」として届け出。代表に工藤大輔氏(九戸、5期)が就任した。

  これで会派は勢力順に改革岩手16人、自民ク13人、県民ク6人、創成いわて5人が交渉会派。加えて共産3人、社民2人、公明1人、無所属の吉田敬子氏(盛岡、3期)と臼澤勉氏(紫波、1期)の2人がいる。

  正副議長については、達増氏支持派と不支持派がきっ抗しており、中立を標ぼうする創成いわてや無所属2人の動向が鍵を握る。先例では第1会派から当選回数などを踏まえて選出されるが、両派の多数派工作次第で2年ぶりの非自民議長が誕生するか、情勢は流動的だ。


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