盛岡タイムス Web News 2015年  9月 26日 (土)

       

■ 来年11月まで3カ所に 盛岡市内 県央ブロックごみ処理施設 整備候補地検討委


 

     
   新焼却施設の候補地を選定していく県央ブロックごみ処理施設整備候補地検討委員会  
   新焼却施設の候補地を選定していく県央ブロックごみ処理施設整備候補地検討委員会
 

 県央ブロック(盛岡広域8市町)のごみ処理を1カ所に集約化するため整備される新焼却施設の候補地を決める第1回県央ブロックごみ処理施設整備候補地検討委員会(委員長・中澤廣岩手大工学部教授)が25日、盛岡市内で開かれた。広域化基本構想では、地勢やごみ排出量、人口規模を勘案し、新施設の候補予定地を同市としている。同委員会では、2016年11月までの全11回の協議で、最終候補地3カ所程度を選定する。

  広域化基本構想では、盛岡広域8市町の既存6施設を延命化し、28年まで稼働を継続。29年度以降に集約化し、1日当たり500d程度の処理能力の新焼却施設を稼働させる。全国の同規模の施設を参考に、新施設の面積は3f〜5fを見込む。

  整備候補地検討作業計画案では、11月中旬に予定される次回委員会で、候補地選定条件案、候補地評価方法案を検討。12月に▽環境保全や土地利用などの法的制約条件▽物理的制約条件▽地盤や傾斜などの地形・地質条件▽災害・環境に対する安全性▽既往の土地利用との整合性などを考慮して、調査対象地抽出条件、立地回避区域を設定する。

  16年1月にコンサル業者がピックアップした地域から法規制などで施設整備が困難と判断される地域を除外する第1次スクリーニングを実施。2月には必要面積などから整備可能地域の条件を設定し、環境保全や土地利用などの法的規制や災害の影響を考慮して不適切と考えられる地域を除外し、残った範囲から条件に適合する地域を抽出する第1次選定を行う。

  6月の第2次選定で、物理的制約条件への適合、収集・運搬の効率、用地取得の可能性など客観的評価に基づき、地域を10カ所〜12カ所に絞り込む。7月には第3次選定で、技術面や環境面、土地利用面、経済面、維持管理面、余熱等利用面など相対的評価に基づき、資源循環の中心的施設として十分に機能するための要件を満たす地域5、6カ所を絞り込む。

  10月の第4次選定では、技術、環境、経済面などを総合的に評価して、最も合理的な3カ所を最終候補地として選定する。12月に県央ブロックごみ・し尿処理広域化推進協議会会長の谷藤裕明盛岡市長に報告書を提出。2月に開催予定の同協議会の協議を経て、最終候補地を決定する。

  委員会では、必要面積を確保する観点からも当初から余熱利用などの付帯施設を想定して選定作業を進めるべきなどの意見が出された。新施設整備をめぐっては、現在の盛岡市クリーンセンターの周辺住民らから広域化基本構想の撤回を求める要請が市に提出されている。こうした経緯から「委員会だけでなく住民参加の機会をより増やす方策を他市町村を調査しながら盛り込んでほしい」などの要望も委員から出た。

  中澤委員長は「いかに住民の意見を集約し、今度の広域化処理に取り込んでいけるかはすごく難しいかもしれないが、できるだけの努力をしていかなければならない。ネガティブな面、単なる焼却施設ではなく、もっと違った観点から見られるような施設ができれば理想」と話した。


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