盛岡タイムス Web News 2016年  1月 22日 (金)

       

■  盛岡市立土淵小中 新年度から一貫校 愛称名は盛岡西峰学園 連結の中央棟完成祝う


     
   4月から施設一体型小中一貫教育校としてスタートする土淵小・中学校。真ん中の建物が中学校と小学校の旧校舎をつなぐ中央棟  
   4月から施設一体型小中一貫教育校としてスタートする土淵小・中学校。真ん中の建物が中学校と小学校の旧校舎をつなぐ中央棟  

 4月から施設一体型小中一貫教育校(愛称・盛岡西峰学園)としてスタートする、盛岡市立土淵小学校(佐々木健校長、児童383人)・土淵中学校(松井端巧校長、生徒157人)の中央棟が完成し21日、同校体育館で「新しい校舎に感謝する会」が開かれた。児童生徒や教職員、地域の関係者ら合わせて約600人が参加。整った環境を生かし、より良い伝統を築いていくことを誓い合った。

  小中学校を代表し佐々木校長が「多くの人の熱い願いと期待が込められた校舎。新しい歴史と伝統を築いていくため、勉強やスポーツに励む誓いの日にしましょう」とあいさつ。谷藤裕明盛岡市長は「小中一貫の学校生活を有意義に過ごし、大きく成長するのを楽しみにしている」と激励した。

  児童会長の横澤莉緒さん(6年)は「感謝の気持ちでいっぱい。新校舎も旧校舎のようにずっと大切にしていく」、生徒会長の田原智君(2年)は「新鮮な気持ちで授業に臨むことができ、部活動も頑張ろうという気持ちが強くなっている。学校の発展に尽くしていきたい」と感謝と決意の言葉を述べた。

  小中学校の旧校舎を連結する中央棟は鉄筋コンクリート造3階建て、校舎と渡り廊下を含めた延べ床面積は約2100平方b。小中共用の図書室やコンピューター室、職員室などを配置し、体育館につながっている。太陽光発電のシステムも導入した。

  中央棟部分の事業費は約7億9150万円。新体育館(2013年度に完成)に続き、14年度から整備を始め、15年12月に完成。この3学期から児童生徒の利用を開始した。16年度はテニスコート、17年度は第2グラウンドの整備を予定している。

     
  コンピューター室など中央棟を見学する地域の人たち  
  コンピューター室など中央棟を見学する地域の人たち
 

  両校は小中一貫教育の本格導入に向け、小学校5・6年生の外国語活動を中学校の英語教諭が担当するなど小中が連携した教育活動を実践。小中合同の合唱交流会や球技大会の壮行試合などにも取り組んでいる。入札不調による工期の変更などで、開校は最終計画より1年遅れた。

  県内では大槌町の大槌学園と吉里吉里学園が15年度から小中一貫教育校としてスタートしているが、施設一体型の校舎が完成したのは土淵小・中学校が初めて。

  土淵小中学校区は大型ショッピングセンターの進出や宅地開発などで児童生徒が急増。学区の見直しを含めた校舎の増改築が課題になっていた。現行の学区継続を求める地域の強い要望もあり、09年度に小中一貫教育の導入方針を固め、10年7月から、地域やPTAの関係者を交えて小中一貫教育導入懇話会を開催。学校施設や教育活動の在り方を話し合ってきた。

  同懇話会会長で土淵小同窓会長の齊藤好孝さん(78)は「小中の校舎がうまくつながり感激している。一貫教育校の良さを生かし、仲良く、互いに面倒を見合って、進んでいってほしい」と願った。
 


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