盛岡タイムス Web News 2016年  1月 22日 (金)

       

■  〈潮風宅配便-三陸ウオーキング・夢復興駅〉285 草野悟 老舗そば店でイタリアン


     
   
     

 あれ?紅白歌合戦はきのうだったけ?ととぼけた感覚に陥るほど、あっという間にもう2月へ。♪はーやくこいこいお正月うー♪ と歌っていたのは幻か。ジェット機並みに時が過ぎるのが早いこと。あっという間の感覚にびっくりぽんだす。

  そんなことは65歳なんだから仕方ねえべ、といさめられそうなのですが、それよりもびっくりぽんがありました。由緒ある老舗のおそば屋さん、直利庵で高齢者会議(女将さんも参加)みたいな友人たちと新年会をしていたのであります。いつもお世話になっているので、なにかお土産でもと悩んだ末に、悠々亭(宮古市佐羽根)の中澤さんから頂いた立派なシカの肉を持ってきました。

  そんなことを忘れてワイワイやっていましたら、突然出てきた料理がシカ肉のイタリアン料理。赤ワインとバター、オリーブオイルなどで絶妙に味付けされたシカ肉。そのおいしさに高齢者集団一同、あ然。舌が「世界にひとつだけの花」を歌いながら宇宙に向かってロケット発射されたようなめまい、無重力の超美味感覚にぼう然としてしまいました。写真の肉は4個ですが、ハッとわれに返り一つを食べた後に撮った写真です。ジビエ特有の臭みなどは全くなく、高級な肉そのもの。柔らかく火加減され、甘味と肉汁が一体となり、口の中をシカが駆けずり回っていました。

  赤ワインまでごちそうになり、夢心地の新年会となった次第であります。もちろんおそば屋さんですから当然非売品。食べたいと思っても一切メニューには出てきませんので、単なる自慢と思って悔しがってください。親方の腕は、「和食の神様」と思っていた私。まさかイタリアンまで会得していたとは恐れ入りました。いいなあ正月って。でももうすぐ2月。
(岩手県中核観光コーディネーター) 


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