盛岡タイムス Web News 2016年  2月 3日 (水)

       

■  啄木記念館と接続して整備 盛岡市玉山区 道の駅の基本構想示す 宝徳寺東側に市内初


     
  基本構想案について協議した道の駅整備方針検討会  
  基本構想案について協議した道の駅整備方針検討会
 

 国道4号渋民バイパス沿いの盛岡市玉山区内に同市が整備を計画する道の駅の第2回整備方針検討会(会長・倉原宗孝県立大教授)が2日、玉山総合事務所で開かれた。道の駅整備および周辺に新設予定の民俗資料館・石川啄木記念館との連携構想である仮称啄木の里づくり基本構想案が示された。市は2016年度に基本計画を策定し、国交省との協議、実施設計などを経て19年度に工事着手、21年度の供用開始を目指す。

  新設する道の駅は、同記念館との連携、岩手山や姫神山の眺望、道路利用者の立ち寄りなどの観点から同記念館付近の宝徳寺東側を選定。既に国が1万6397平方b、市が5907平方bを取得しており、今後策定の基本計画の内容に合わせ、用地の追加取得や整備計画内容の拡充を含めた検討が必要となる。市が事業主体で整備する方針で、管理運営は第三セクター法人あるいは民間会社が行う形態が現実的とした。

  これまで、道の駅および歴史民俗資料館・石川啄木記念館を道の駅整備予定地に一体的に整備することも含めて検討してきた。今回の基本構想案では旧斉藤家・渋民尋常小学校と同記念館は切り離せないこと、周辺地形、渋民地区の活性化などの点から、同一敷地での整備ではなく、連絡通路などの整備による施設間の連携を強化し、他の関連施設を含めた連携を図る方針とした。

  道の駅の基本コンセプトは「石川啄木が愛した盛岡・玉山を感じさせる道の駅」とし、ターゲットは子ども連れ、家族連れ、観光客、地域住民、通過交通者とした。機能としては休憩、情報発信、地域連携、防災―の四つを想定する。

  整備内容は、今後地域住民の意見などを踏まえて絞り込む。現在、候補に挙がるのは、休憩機能で駐車場、トイレ、休憩施設、EV充電器など、情報発信機能で道路・交通情報の提供、観光案内、同記念館への誘導につながる展示や連携機能、玉山周辺の歴史・文化などの学習施設など、地域連携機能で盛岡・玉山の特産品や農畜産物を販売する産直施設、地産地消レストラン、農畜産物の加工施設、集会施設やイベント広場、展望台、体験施設、コンビニなど、防災機能で発電機、備蓄庫、避難所として利用できる建物など。

  協議では、運営主体について「造ってから指定管理者を決めるのではなく、造る前から参画させるべき」「公設民営などを考えては」などの意見が出た。道の駅と同記念館の連携については「連絡通路を造っても歩かない。車道を整備すべき」「眺望を意識した歩道の整備を」「ガイドなどを置いて誘導する方法もある」など多様な意見があった。


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