盛岡タイムス Web News 2016年  2月 7日 (日)

       

■ 五輪選手指導に魅力体感 デモスポカーリング アイスリンクで体験会

     
  苫米地美智子さん(左)から指導を受ける参加者  
 
苫米地美智子さん(左)から指導を受ける参加者
 


  第71回国民体育大会冬季大会のデモンストレーションスポーツであるカーリングの競技会・体験会(日本体育協会、文科省、県、盛岡市主催)が6日、盛岡市本宮の市アイスリンクで行われた。午前、午後の2回実施された体験会には、県内各地から約170人が参加し、氷上のチェスとも表されるカーリングのさまざまな魅力を体験。競技会には8チームが参加し、氷上で熱戦を繰り広げた。

  体験会の講師を務めたのは、ソチ五輪出場の苫米地美智子さん、長野五輪出場の大久津真由美さん、関和章子さん、白畑容子さん、大澤明美さんの5人のオリンピアン。カーリングは1チーム4人で構成し、両チーム1人ずつが交互にストーンと呼ばれる石をサークル目掛けて投げ、残ったストーンの位置で得点を競う。

  今回は、ほとんどの参加者が初体験とあり、真っすぐにストーンを投げるために氷上を滑る練習から始めた。最初は戸惑っていた参加者も徐々にこつをつかみ、ストーンを投げたり、ブラシでストーンの前をはく動作ができるようになった。終盤には、試合も行われ「いいよ、いいよ」「ちょっと短いかも」「あー、惜しい」など一投ごとに一喜一憂する声が聞こえた。

     
  デモスポを機会にカーリングに初挑戦した子どもたち  
 
デモスポを機会にカーリングに初挑戦した子どもたち
 

  小学4〜6年生の部に参加した、盛岡市の太野寿咲さん(4年)は「長く滑るのが難しかったけれど、面白い。カーリングは初めてだったけれど、意外とうまくできて楽しかった」、同市の小林優芽子さん(5年)も「位置を正確に投げるのが難しかった。みんなと試合をしたときに、うれしかったり、悔しかったりいろいろな気持ちで楽しくできた」と初めてのカーリングを満喫していた。

  同市の中村美佐子さん(58)は、アイスリンクのチラシを見て友人と参加した。「スケートをやっていて氷上は怖くなかったけれど、全然違う。スケート靴を履いていると安定しているが、カーリングは滑る足に重心をかけてバランスをとるのが難しい。これまではルールもあまり分からずにテレビで見ていたが、この機会に点数の数え方も教わったので、これからはより楽しく見られると思う。機会があれば、またカーリングもしてみたい」と話した。

  苫米地さんは市アイスリンクを管理する市体協職員として運営や指導にも携わる。「指導すると非常にいい反応が返ってきて、最後はいい試合もでき、皆さん楽しんでいただけたと思う。来た方には随時ここでできるので気軽に声を掛けてほしいと話したが、今回だけで終わらず、これを機にカーリングを続けてくれたり、遊びにきてもらえれば」と競技人口の拡大につながることを期待した。

  県カーリング協会の浪岡正行会長は「興味を持つ方は今までもたくさんいたが、どこでできるかがネックだった。盛岡に素晴らしい施設ができ、興味を持った人がすぐにできる。自分の楽しむスポーツの一つに仲間入りできたと思う。トップ選手としてメダルを目指す動き、裾野を広げる活動と両方が必要。ぜひ、このデモスポがいい機会になれば」と展望した。


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