盛岡タイムス Web News 2016年  3月 17日 (木)

       

■  いわて花巻空港 国際化の玄関口を充実 定期便にらんで ターミナルビルを増改築 4月から搭乗橋3基に


     
  増設した旅客搭乗橋  
 
増設した旅客搭乗橋
 

 花巻市東宮野目のいわて花巻空港のターミナルビルは増改築工事が完了し、4月1日の供用開始を予定している。国際チャーター便運航時の施設内混雑の解消、利用者の利便性向上のため、旅客搭乗橋の増築や待合室を拡張したほか、消費税免税店スペースを確保。同空港における国際チャーター便は定期を含めて増加傾向にある。今回の増改築により、さらなるチャーター便の増加や定期便化へ期待が高まる。

  16日、報道機関向けの内覧会が行われた。増改築後の全体面積は9653平方bで、以前と比較し1626平方b拡大した。総事業費は約12億円。ビル南側では旅客搭乗橋を1基増設して3基に。出発カウンターを増設したほか、航空会社用の事務室を増築した。

  北側の増改築では、国際線の手荷物受取所を増築し、搭乗待合室の座席数を76席増の172席とした。入国審査ブースは2ブース増の6ブースとし、審査場面積を95平方bから311平方bへ大幅に拡大し、審査業務の円滑化を図る。

  国際線の搭乗待合室を改修して確保した免税店スペースは、出発便の乗客が利用する。4月13日に工事完了後の最初の出発便が運航予定で、同空港では同日に合わせた営業開始のため調整を進めている。

  同ビルの増改築と合わせ、本県の偉人や文化などをアピールするパネル、バナーを設置した。1階到着ロビーには後藤新平、新渡戸稲造、三田定則、石川啄木、宮沢賢治の5人を紹介するパネルを置き、日、英、中、韓の4カ国語で功績を紹介。国際線の手荷物受取所には、さんさ踊りやわんこそばなど岩手の文化を紹介する「食祭湯観」バナーを張り、外国人観光客を歓迎する。

  県によると国際チャーター便は年々増加しており、2012年度は46便、13年度66便、14年度102便。15年度は同工事で昨年11月から受け入れを休止しており76便にとどまっているが、16年度は14年度水準の便数を見込んでいる。

  県県土整備部の高橋則仁空港担当課長は「増改築による利便性向上を通して、チャーター便の拡大や定期便へとつなげていきたい」と話した。


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