盛岡タイムス Web News 2016年  3月 26日 (土)

       

■ 県オリジナル品種 始動「銀河のしずく」 盛岡市でキックオフ 食味特A売り出しに気勢 ロゴマークを発表



     
  ブランド化に一致団結の気炎を上げる関係者  
  ブランド化に一致団結の気炎を上げる関係者
 

 新しい県オリジナル水稲品種「銀河のしずく」のキックオフイベントが25日、盛岡市盛岡駅前北通のホテルメトロポリタン盛岡ニューウイングで開かれた。会場では県農林水産部がロゴマークを初公開した。主催者の達増知事、田村誠県議会議長ら来賓、農業生産者、流通関係者ら関係者270人は一般来場者と共に、2016年10月にデビューする食味特A評価の県オリジナル品種の飛躍を祈念した。

  ロゴマークは達増知事が発表。ロゴデザインは米を想起させる八角形が9個並ぶ。八角形は太陽、空、大地など米のおいしさを生み出す要素をさまざまな色で表現。米を作り上げる八十八の工程と、ブランドが末広がりの未来へつながる期待を込めた。銀河のしずくの文字は「軽やかな口当たり」と「ほのかな甘み」をイメージ。見た目も美しく飽きない味を軽やかな文字で表現した。

  試食が始まると、会場から次々に「おいしい」との声が聞こえた。食味特A評価を得た米は炊き上がりの白さに県産米の中でも際立った透明感を持つ。食味はバランスが良く、五ツ星お米マイスター31人の評価では総合評価で5点満点中4点。さらに、冷めてもおいしく首都圏の女性23人の評価で炊き立て4・6点、冷めた状態4・5点の評価を得た。

  銀河のしずくの16年度作付けは約100f。花巻市、雫石町など県内10市町で、63の個人・団体が栽培する。同日、達増知事から引き渡された米の種子は5月中旬をめどに田植えを始める。

  県農林水産部県産米戦略室は、初年度の収穫量を500dと見込む。今後は流通関係者と協議を重ね、販売戦略などを検討。栽培勉強会を開催するJA新いわてなど県内四つの農協とともに、ブランド米確立を進める。

  達増知事は「銀河のしずくは県オリジナル水稲品種で初の特A評価を得た。銀河のしずくは、県が10年の歳月を掛けて開発した。新たな県の顔として内外から広く愛されると確信している。長く愛され続ける米の産地として地位を強固にし、早期にブランドとして確立していく」と意気込みを述べた。

  作付け登録認定を受けたJA新いわて雫石中央支所の晴山保正支部長(57)は「県に全国で評価される米が少なく、悔しい思いをしてきた。銀河のしずくが出たのはこの上ない喜び。今後も消費者の皆さんに安全安心の米を提供する」と誓った。


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