盛岡タイムス Web News 2016年  4月 5日 (火)

       

■  南昌山3年ぶり山開き 被災町道が月末通行可に 矢巾町で6月上旬 代替ウオークも継続へ


     
  復旧工事が行われた南昌山線(3月31日撮影)  
 
復旧工事が行われた南昌山線(3月31日撮影)
 

 2013年8月9日の豪雨被害で通行止めとなっていた、矢巾町煙山地内の町道南昌山線が4月末に通行可能となる。同町道は雫石町へ向かう道路で、矢巾町のシンボル・南昌山の登山道へつながる。同年の災害以降、復旧工事に伴う通行止めで、南昌山登山は禁止されていた。4月下旬には道路が開通し、6月上旬には山開きが行われる予定。復旧を待ちわびている町民も多く、シーズンには3年ぶりにたくさんの登山者でにぎわいそうだ。

  同町道は、南昌山5合目からのメーンの登山道につながる。登山道の周辺に倒木はあるが登山に支障はなく、道自体の損傷もない。矢巾│雫石間の交通は南昌トンネルがある県道281号線がメーンで、同町道の交通量は少なく、南昌山の登山者の利用が大半を占める。

  13年8月9日の豪雨災害では、土砂崩れによる道路の部分的な崩落や倒木、落石など壊滅的な状態となった。同町では14年9月に工事に着手。間もなく復旧は完了する見込み。

  町担当課では開通に合わせ、南昌山の登山イベントの再開を計画している。山開きの参加者は災害前まで年々増加し、恒例行事として定着。県外からも多くの登山者が参加するなど、重要な観光資源となっている。

     
  豪雨災害直後の様子(町提供、2013年8月19日撮影)  
  豪雨災害直後の様子(町提供、2013年8月19日撮影)
 


  また、これまで山開きの代替企画として14、15年は南昌山麓健康ウオーキング(矢巾町観光協会主催)を開催。参加人数は当初の想定を上回り14年は183人、15年は172人が参加した。半分以上が町外からの参加者という。同企画は16年度以降も継続する予定。

  3年ぶりの山開きに向け、町内の登山愛好家からも喜びの声が挙がっている。町観光協会理事の昆英雄さん(75)は災害前まで毎年、南昌山への登山を続けていたという。

  「以前も台風で登れない時期はあったが、それでも1年も間は空かなかった。3年という長い期間、再開を待ち望んでいた人は多くいると思う。宮沢賢治との関係で南昌山への注目も集まっていると思うので、たくさんの人に登山を楽しんでもらえれば」と期待していた。



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