盛岡タイムス Web News 2016年  5月 26日 (木)

       

■  盛岡バスセンター 市が敷地取得の方針 解体で暫定の発着場 10月供用


     
   現盛岡バスセンター(右側)のターミナル機能廃止に伴い、暫定的な待合室や乗降施設の整備が予定されるバス待機場所(左側)  
   現盛岡バスセンター(右側)のターミナル機能廃止に伴い、暫定的な待合室や乗降施設の整備が予定されるバス待機場所(左側)  

 盛岡市中ノ橋通の盛岡バスセンターのバスターミナル事業が9月末で廃止されるのに伴い、盛岡市は現在地でのバスターミナル機能を維持するため、現バスセンターの敷地を取得する方針を固めた。土地の取得と共に、市はバスセンター廃止後、バスターミナル機能を再整備するまでの間、現在のバス待機場所に暫定的な待合室や乗降施設を整備し、市内路線の維持を図る。25日の市議会全員協議会で市が説明した。

  市が取得を予定するのは、現在のバスセンター建物が建っている場所と発着レーンとなっている場所の2778・5平方b。盛岡バスセンターは年内に建物の解体に着手し、遅くとも年度内には更地にする見込み。市は市議会6月定例会に、敷地取得に向けた不動産鑑定料73万1千円の補正予算を計上予定。敷地の取得価格は近隣土地などの取引から約5億円程度が予想され、市は市土地開発基金により先行取得する考え。

  バスターミナル機能廃止後の当面のバス運行について、市はバスセンター建物の道路を挟んだ向かい側にある現在のバス待機場所2カ所などの活用を見込む。現在、ターミナル敷地内にある発着7レーンの機能は、センター周辺の既存バス停6カ所と現バス待機場所と周辺路上に新たに整備するバス停3カ所の計9カ所に分散。これにより25日現在でバスセンターを発着する26路線427便のうち、市内路線23路線373便は維持を図る。

  バスセンターを発着する仙台や東京、花巻空港などへの高速バス3路線54便については、当面の間は盛岡駅を発着とする予定。利用者の高速バス乗り換えなどに不便を来さないよう、バスセンター終着の市内路線の一部については、盛岡駅まで延伸することなどもバス事業者と協議している。

  バス待機場所2カ所は、民有地を現在はバスセンターが借りてバス事業者に貸している。今後の借り主は未定だが、市および第三セクターなどが借り、バス事業者に継続貸し出しする見込み。市保健所側の待機場所(約1090平方b)には、仮設待合室1棟、バス停上屋や歩行者通路を備えた仮設乗降施設を8月から9月中旬にかけて整備し、10月1日から供用を開始する。サービス低下を防ぐため、利用者に向けた案内誘導なども充実させる。

  市は取得を予定する敷地について、バスターミナル機能とにぎわい機能を持つ複合施設として再整備する方針。再整備に当たっては、入居する施設の選定などについてバス事業者、盛岡商工会議所、地元商店街、地元町内会などの関係機関と検討を進める考え。再整備には数年が掛かる予定で、それまではバスターミナル機能はバス待機場所に整備する仮設の待合室や乗降施設を活用していく。

  バスターミナル機能の維持について、古山裕康建設部長は「バス事業者もバス路線が減ると市民生活に大きな影響が出るので、何とか今の形を維持したいということが共通認識。具体的にはこれからの検討になるが、案内する人員をつけるなど、利用者に混乱が生じないようなアナウンスを丁寧に行っていきたい」と話した。


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