盛岡タイムス Web News 2016年  10月  9日 (日)

       

■  いわて国体 不来方高カヌーが大活躍 カヌースプリント 中前いつき(カヤックシングル)優勝 男子(カナディアンペア)と女子(カヤックフォア)も3位


     
  表彰台に立ち、祝福の声に笑顔で応える中前  
  表彰台に立ち、祝福の声に笑顔で応える中前
 

 第71回国体「希望郷いわて国体」は8日、大会8日目を迎え、県内各地で17競技が行われた。県勢はカヌー少年女子のカヤックシングル(500b)で中前いつき(不来方高3年)、レスリング少年男子のフリー120`級で大崎滉祐(種市高3年)が優勝した。また、レスリング女子フリー53`級で菅原ひかり(種市高教諭)が2位、同成年男子フリー86`級で伊藤拓也(HUG)、同少年男子84`で佐藤友哉(種市高3年)が3位と、上位入賞が相次いだ。このほかハンドボール少年男子、弓道少年女子遠的、ボウリング少年男子で阿部航希(紫波総合高1年)が5位入賞など。9日は18競技が行われる。

  希望郷いわて国体のカヌースプリント競技は8日、盛岡市の県立御所湖広域公園漕艇場で成年、少年男女の500b競技の準決勝と決勝が行われ、不来方高勢が活躍した。

  優勝した中前は決勝で、苦手としていたスタートを成功させてスピードに乗る。中盤には隣の選手に追い抜かれるも、客席の歓声を聞いて奮起。力強いパドル運びで先頭に立っていた選手を追い抜き、最後には突き放してゴールした。「後半は重く、水をこぼさずかくことができた」と振り返る。

  「一言で言うと、出し切れたという気持ち。ゴールしたときは(順位が分からず)不安で、周りを見る力すら残っていなかった。コーチに声を掛けられたときに『よかったー』と涙が出た」と中前は言う。

  大槌町吉里吉里出身。中学生のとき家族で矢巾町に引っ越してきた。小学校時代の友人とは現在も仲がよく、9日からの200b競技の試合には応援に来ると言われている。「中学時代は被災した沿岸と内陸の違いに悩んだ時期もあった。それがあって今があるのかなと思う」と中前。「500bより200bという思いが強い。ここまでやってきた集大成として、あす、あさっても結果を残したい」と意気込んだ。

  そのほか県勢は、成年男子カヤックシングルで近村健太(盛岡市役所)が4位入賞、長崎県代表で出場した水本圭治(長崎県立西陵高職員)=矢巾町出身=は2位となった。少年女子カヤックフォアの小笠原綾乃、中島更紗、北舘知沙、菊池夏生組、少年男子カナディアンペアの下屋敷泰成、高野響組は3位、同カヤックペアの前川郁渡、佐藤悦也組(いずれも不来方高)は8位入賞を果たした。

  小野幸一監督(不来方高カヌー部顧問)は「みんな役割を果たして、地元開催に花を添えてくれた。あしたから(200b)はまた別の大会。気を引き締めていきたい」と話した。
(相原礼以奈)


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