盛岡タイムス Web News 2016年  10月  25日 (火)

       

■  可能性確信 復興へ勇気 充実、感動で満面の笑み 希望郷いわて大会が閉幕


     
  解団式で満面の笑みを見せ、万歳三唱する本県選手団=北上総合運動公園北上陸上競技場  
  解団式で満面の笑みを見せ、万歳三唱する本県選手団=北上総合運動公園北上陸上競技場
 

 第16回全国障害者スポーツ大会「希望郷いわて大会」は24日、大会最終日を迎え、北上市の北上総合運動公園北上陸上競技場で高円宮妃殿下と絢子女王ご臨席のもと閉会式が開かれた。本県選手団をはじめ、全国から来場した選手も無限の可能性を示し、それぞれが充実感を胸に、満面の笑みで大会を終えた。

 本県で初めて開催された第16回全国障害者スポーツ大会は、正式競技13競技とオープン競技4競技が県内で開催され、全国47都道府県と20政令指定市の選手団が出場。役員や応援団などを含め、22日からの3日間で約8万6800人が大会に参加した。

  同日は閉会式に加え、県内7市町で正式競技11競技が行われた。本県選手団は今大会、個人競技で金メダル55個、銀メダル42個、銅メダル41個を獲得。団体競技のグランドソフトボールでも3位に入るなど、地元開催にそれぞれが持てる力を発揮した。

  閉会式には選手団や関係者、観覧者合わせて約1万8千人が出席。本県選手団は、退場する全国の選手団を見送り、共に力を尽くして競技に臨んだ仲間に感謝を伝えた。

  高円宮妃殿下は「海と山に囲まれた雄大な自然と二つの世界遺産、多くの郷土芸能や風土に根差した食文化など多彩な魅力にあふれる岩手県で、選手同士が友情を育み、また、ボランティアをはじめ岩手県の方々との交流を深められたことは、いつまでも皆さんの心に残る貴重な思い出となるでしょう」とお言葉を述べられた。

  大会会長の達増知事は「この3日間の大会を通して、選手相互の友情や信頼が深まり、競技団体やボランティア、観戦に訪れた皆さまなど、参加した全ての人の絆が深まりました。障害への理解と交流の輪が大きく広がり、障害のある人もない人も相互に尊重し合い、共に支え合い暮らしていける社会の実現に大きく貢献できたものと確信します」とあいさつ。スポーツ庁の鈴木大地長官もあいさつで選手たちをたたえた。

  閉会式に引き続き、本県選手団の解団式が同会場で行われた。ボウリングに出場した三島弘太郎旗手(盛岡市立しらたき工房)が達増知事に県旗を返却した。藤井公博団長(岩手県障がい者社会参加推進センター長)は「4日前の激励会に始まり、皆さんよく頑張った。『広げよう、感動。伝えよう、感謝』の思いを県民に伝えられたと思う。今後は学校や職場、地域でさらにこの思いを広めてほしい」と選手団をたたえた。

  第17回全国障害者スポーツ大会「愛顔(えがお)つなぐえひめ大会」は、17年10月28日から30日まで、愛媛県で開催される。
(佐々木貴大)


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