盛岡タイムス Web News 2017年  2月  28日 (火)

       

■  〈おらがまちかど〉110 盛岡市 月が丘1丁目地内 私設公民館に地域の輪 寄り合い処を開設 紺野夫妻が自費で自宅に(藤澤則子)


     
   
   「月が丘横丁 寄り合い処」の紺野正さん、キヌ子さん(左から)夫妻と錦城会岩手支部の会員(上)、毎月第2水曜の活動日に絵手紙の展示会の準備を進める「はなみずき会」。市内から約20人が集まる(下)  
   「月が丘横丁 寄り合い処」の紺野正さん、キヌ子さん(左から)夫妻と錦城会岩手支部の会員(上)、毎月第2水曜の活動日に絵手紙の展示会の準備を進める「はなみずき会」。市内から約20人が集まる(下)
 

 盛岡市月が丘1丁目の紺野正さん(73)、キヌ子さん(69)夫妻が、自宅の敷地内に建てた「月が丘横丁 寄り合い処(どころ)」に地域の交流の輪が広がっている。11年ほど前、さんさ太鼓の練習場として紺野さんが自費で開設。会合や趣味の会に使わせてほしいという人たちの希望に応じ、地域の活動拠点に一役買っている。「地域の人たちが気軽に寄り合える場になれば」と、紺野さん夫妻は話す。

  「寄り合い処」は、木造平屋で30坪ほどの広さ。月が丘一丁目には公民館がなく、紺野さんが土地を提供し、地域のさんさグループの会長で建設会社経営の久保田行雄さんが建築した。

  玄関にはまきストーブがあり、年末には毎年、地域の人たちが持ち寄ったもち米をせいろで蒸し、餅つきをするのが恒例。「ここでつき上げた餅を持って実家に帰るという人もいて、とても喜ばれているんですよ」とキヌ子さん。


  毎週金曜日の午後は、「詩吟朗詠・錦城流月が丘教場」となり、錦城会岩手支部長の正さんの下に24人の会員が次々と訪れる。

  詩吟を習う1人で、西青山3丁目町内会副会長・文化体育部長も務める宍戸豊治さん(72)は、「町内に集まる場があるというのは大きい。西青山3丁目にも公民館ができて7年目になるが、公民館ができてから町内の人たちの活動が活発になった。集まる場は必要だ」と話す。

  絵手紙講師のばばあきらさん(76)を講師とする「はなみずき会」は、毎月第2水曜日の午前、「寄り合い処」で活動。かつては活動場所の確保が課題だったが、5年ほど前から同会場を使うようになり、代表の大石ワキさん(74)も「落ち着いて活動できるようになった」と喜ぶ。

  正さんは「少し前に10周年のお祝いをしてもらい、10年たったとしみじみ感じた。私たちの思いは『寄り合い処』の名称に込められているが、使ってくれる人たちに喜ばれるような場所に育っていけばいい」と話していた。 (藤澤則子)


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