盛岡タイムス Web News 2017年  3月  23日 (木)

       

■  コンセプトはもりおか啄木の里 渋民に21年度供用目指す 道の駅整備方針検討会 基本計画中間報告示す


 盛岡市渋民に市が整備を予定する道の駅の第3回道の駅整備方針検討会(会長・倉原宗孝県立大教授)が22日、玉山総合支所で開かれ、整備に向けた基本計画中間報告が示された。これまでの地域住民などとのワークショップにより、コンセプトは「石川啄木が愛した盛岡・玉山を今に伝える道の駅『もりおか啄木の里』」とした。完成すると盛岡初の道の駅となり、道路利用者や地域住民の利便性確保の他、岩手山の眺望や石川啄木ゆかりの地を生かした観光・産業振興を図る拠点として期待される。2017年度に基本計画、基本設計を策定し、18年度に実施設計、19、20年度に工事、21年度の供用開始を目指す。

  整備に向けては、玉山村時代に作成した基本計画に基づき、1995年に国6966平方b、市5907平方bの用地を取得済み。一方、2016年度に業務委託で実施した基本計画の策定業務で、交通量に基づく駐車場、トイレの必要規模が当時の計画を大幅に上回り、取得済み用地では不足が生じることが分かった。加えて、眺望活用やゆとりのある広場・施設、石川啄木記念館などとの連絡通路設置などに隣接民有地の追加取得が必要な状況となっている。

  中間報告では道の駅の導入施設の整備方針で▽休憩機能として駐車場、トイレ▽情報提供機能として道路情報、地域情報の提供▽地域連携機能として地域の特産品を生かした地産地消レストラン、特産物・農産物を販売・PRする物産施設、伝統文化の発表の場・体験観光など▽防災機能として災害情報の発信、一時避難スペースの提供―などが示された。今後の関係機関との協議で、導入施設の内容などを詰めていく。

  事業を進める上での今後の課題は、地域を中心とした運営団体の立ち上げや民間事業者公募など早期に管理運営に関する検討が必要となるほか、補助金活用の検討や国土交通省などの関係機関との調整が必要となる。事業用地が森林計画区域に含まれていることから、開発面積が1万平方bを超える場合は、25%の森林残置や調整池の設置も必要となる。

  委員からは「採算性などを考えると事業主体となる団体を早期に公募して意見を聞きながら建物を造らないと成功しない」「全体的にいろいろな機能が詰まっているが、運営を考えると優先順位を付けて機能を絞るべき」「岩手山や姫神山の眺望、石川啄木といったここならではの特徴を全面に打ち出した施設にすべき」などの意見が出された。


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