盛岡タイムス Web News 2017年  4月 19日 (水)

       

■  盛岡利用に前向き姿勢 カナダ・ラグビー関係者視察 東京五輪・パラ事前キャンプ


     
   いわぎんスタジアムを確認するカナダラグビー女子7人制のメイガン・ホワットディレクター(右)  
   いわぎんスタジアムを確認するカナダラグビー女子7人制のメイガン・ホワットディレクター(右)
 

 盛岡市がホストタウン交流事業の相手国としているカナダの競技関係者が18日、2020年の東京オリンピック・パラリンピックの事前キャンプ地視察を市内で実施した。視察したのは、カナダラグビー女子7人制のメイガン・ホワットディレクター。練習会場として想定するいわぎんスタジアム(盛岡南公園球技場)などを視察し、19年に日本で開催予定の国際大会でのキャンプ実施も視野に「一度、実際にキャンプ地として使ってみてから2020年に備えたい」と前向きな姿勢を示した。同市では22日にはカナダの水球関係者の視察も予定されている。

  視察には、市の関係者の他、県や県ラグビー協会の関係者も同席した。いわぎんスタジアムの視察では、グラウンドに降りて芝の状態を確認した。更衣室や会議室、医務室などの設備を見学。ホワットディレクターからは、選手が体をアイシングするための氷の確保などについても質問が出された。

  移動後はタカヤアリーナで選手がウエイトトレーニングなど行うトレーニングルーム、選手がクールダウンに使用する市総合プールも視察。市によるとホワットディレクターは、前日にはキャンプ時の宿泊を想定して市内のホテル、ホテル周辺の民間のスポーツジムなども訪れたという。

  視察後の取材に、ホワットディレクターは「いろいろな施設を今まで見てきているが、芝の質や会議室、ウオームアップルームなどが充実している。フィールドの質が目を引いた。女子だけでなく、男子チームと一緒に来たときも同時に練習でき、そのための更衣室などもあり、すごくいい。課題は今の時点ではないが、情報を持ち帰り、他のスタッフと話をして、どういう環境づくりがいいか話し合い、いろいろと要望したい」と話した。

  現時点で、カナダラグビー女子7人制の事前キャンプ地の視察は盛岡市以外では行われていない。事前キャンプ地決定の期限は決まっておらず、正式なキャンプ地決定の時期は未定。20年の東京オリンピックでカナダの事前キャンプ地に同市が決定した場合、選手、スタッフ21人の滞在が見込まれる。

  初めて事前キャンプ地の視察を受け入れた、谷藤裕明市長は「それぞれの施設を見てもらい、カナダラグビーチームが十分に合宿の成果が得られる施設だと感じてもらったと思う。盛岡に合宿を決めてもらえれば、最高のおもてなしで対応したい。不足な点があればそれへの準備は十分にある。盛岡市は今までカナダ・ビクトリア市との交流を30年以上続けてきた。(事前キャンプ地の受け入れは)交流の大切さを実感することにもなるし、次の世代の国際交流の大きな力になると思う」と手応えを感じていた。

  県ラグビー協会の白根敬介会長は「2019年のワールドカップ、2020年のオリンピックとあるので、それに併せたキャンプ地誘致につながっていけば。さまざまな質問もあり、こちらからもアピールできた。現地を見てもらうことが一番だったので、その中で手応えは感じた。キャンプの際には、選手と市民の触れ合いなども大切にしていきたい」と話した。


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