盛岡タイムス Web News 2017年  6月  16日 (金)

       

■  原敬銅像に説明碑 文化集会の殿堂に花添えて 竣工90周年の県公会堂前庭 指定管理者が整備、序幕


     
  原敬像(左奥)の説明碑の除幕式  
 
原敬像(左奥)の説明碑の除幕式
 

 盛岡市内丸の県公会堂(工藤昌雄館長)は15日、竣工から丸90年を迎えた。これを記念して指定管理者の希望橋グループは同日、現地前庭に設置されている郷土の先人・原敬の銅像(胸像)脇に由来などを紹介する説明碑を除幕。白梅と紅梅も1本ずつ植樹をした。卒寿を迎えた公会堂が、10年後の100周年に向け、県民に引き続き愛され、利用される本県文化、集会の殿堂となることを願った。

  除幕された説明碑は、高さ103a(うち台座21a)、横109a、奥行き36a。中国福建省産の桜御影石が用いられた。原敬の功績、銅像建立の経緯と作者などが説明されている。希望橋グループは県内外からの観光客や修学旅行生、地元小学生の探検の際、銅像の説明がなく不親切だとして、90周年を機に設置を決めた。

  公会堂は、当時皇太子だった昭和天皇のご成婚を記念して建てられた。竣工は1927(昭和2)年。東京の日比谷公会堂などを手掛けた佐藤功一が設計した。一時、取り壊しの検討された時期を経て存続。2005年から県施設で初の指定管理者制度が導入された。

     
  記念に行われた植樹  
 
記念に行われた植樹
 

  原敬の銅像は1951(昭和26)年、平民宰相の没後30周年を記念して県議会議事堂のあった公会堂に建立。高知県出身で坂本竜馬像などの作者・本山白雲の手による。高さ67a、台座が174aある。議事堂は65年まで公会堂に存続した。

  除幕式・植樹には、希望橋グループ構成の第一商事、龍澤学館、IBC開発センター、総合企画新和の関係者、所管する県文化スポーツ部の中里裕美文化振興課総括課長ら県関係者が参加した。

  希望橋グループ代表者の柴田義春第一商事社長はあいさつで「竣工以来、その姿は今も変わらず悠然と重厚な存在感を保ったまま。戦争や東日本大震災などいろいろなことがあった90年の長い道のりの間、県都・盛岡、本県の象徴的な建物として常に私たちを見守ってきた。指定管理者として本県の貴重な財産、稀有な施設を末永く皆さんに見てもらうため、建物誕生に携わった先人や施設を愛する多くの方のため、運営管理を着実に実行するよう全力を尽くす」と誓った。

  中里課長は「本県を代表する歴史的施設として県内外に親しまれている。文化・芸術をはじめ各種活動が行われ、その価値を次世代へ継承できるよう取り組みたい」と述べた。


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