盛岡タイムス Web News   2017年 10月  21日 (土)

       

■ 〈体感思観〉 編集局 大崎真士 有権者の声から見る


  第48回衆院総選挙は本日が選挙戦最終日。2014年12月の前回は過去最低の投票率を記録した。その直後に、このコラムで電話調査や取材に応じてくれた有権者の声を紹介し、低投票率や関心度について触れたことを思い出す。

  そのかいあって(私の努力ではないでしょうが…)今回は関心が高いと感じる。電話調査で協力を断る有権者は少なく、投票する選挙区候補や比例代表の政党について答えてくれた。投票率は前回56・23%(県全域)を上回ると個人的に予想している。

  ただし、電話調査で「まだ決めていない」と答えた人は少なからずいた。これまでほどではないにせよ、岩手1区では「答えたくない」を含めても全体の32%だった。

  岩手2区は未決定だけで27%。回答拒否はなかったが「どちらにも投票しない」と話す野党支持者がいた。無関心ではなく、選択肢がない抗議だと受け止める。「白票」と口にする取材相手も1、2区を通じて一人や二人ではなかった。

  電話口で「迷ってるんだよね」と率直に語る方、「いつもは○○(候補者や政党)だけど今回どうしよう」という支持者がいた。

  逆に「○△党に入れるから」と言い切る方もいた。盛岡市内で選挙区候補の街頭演説に駆け付けた82歳の男性は「候補の父親が職場の同僚だったから、最初の選挙から応援している」と、人物本位の選択にぶれる様子がなかった。

  選挙期間中に届く選挙公報や口コミ、報道を通じて保留していた有権者の態度も固まる。迷った挙げ句に棄権する人や関心が薄くて投票に行かない人はいるかもしれない。

  とにかく舌戦はきょう限り。各候補者・陣営には、それぞれの政見や思いを有権者にしっかりと届けてもらいたい。

  突然の電話や取材にもかかわらず、協力いただいた皆さんには、改めて感謝申し上げます。17〜19日に情勢分析の記事を掲載することができました。さらに投開票の22日、その後の選挙取材の参考にさせてもらいます。


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