盛岡タイムス Web News   2017年 10月  27日 (金)

       

■  いざの時にタクシー“出動”高齢者支援にデカルト考案 平和・とりょうで運用 体調異変でも電話鳴らせば


     
  サービス利用を呼び掛ける藤原社長  
  サービス利用を呼び掛ける藤原社長
 

 盛岡市中央通の情報通信業デカルト(藤原隆司社長)は、高齢者の緊急時などに使える会員制ワンコール・タクシー(ワンタク)の利用を広げている。脳卒中によるけいれんや発作など、身体の突然の異常で話せない、いざという時、電話を1回鳴らせばタクシーが駆けつけてくれるサービス。同市中央通の平和・とりょうタクシー(國枝康彦社長)で運用し、利用料は月500円(税込み)。遠方に住む家族に代わって安否確認をするオプションサービスなども広げ、高齢者の孤独死を防ぐ。

  孤独死が社会問題となる中、救急車を呼ぶことに抵抗がある高齢者が、気軽に助けを呼べるよう同サービスを考案。電話番号と住所を登録すれば、電話で名前を伝えるだけで自宅にタクシーを呼べるタクシー会社の配車システムを利用した。ワンタクの会員には、ワンコールでもタクシーが自宅に駆け付け、万が一の場合は登録されているかかりつけ病院(担当医師)まで送り届ける。大家や親族の連絡先なども登録することでインターフォンに応じない、鍵がかかっているなどの際にも対応する。スマートフォン利用者には、ワンタッチで電話をかけられるアプリの利用を勧めている。日常のタクシーの利用でも使えるという。

  オプションの「見守り確認代行サービス」は、離れて暮らす家族や親族らの代わりに自宅に駆け付け、安否を確認するもの。東日本大震災発生後にこうした依頼が、同タクシー会社に殺到したことから取り入れた。買い物支援サービスなども検討している。

  登録料含めた初回の入会金は2500円(税込み)。月会費は500円。年間一括払いであれば、1千円割り引きの5千円とする。タクシー運賃の料金は別途請求。会員には、毎月520円分の指定タクシー割り引きチケットを贈る。

  藤原社長は「市内に住む65歳以上の高齢者は、3人に1人が一人暮らし。救急車を呼べない緊急時を想定し、ぜひ登録してほしい」と呼び掛け、利用者の声からサービスを充実させ、県内外に展開していくとした。

  問い合わせは、フリーダイヤル0120―983―088まで。


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