盛岡タイムス Web News   2018年   2月  23日 (金)

       

■  魅力ある都市づくりに 盛岡市議会が開幕 谷藤市長が施政方針演説


     
  2018年度の施政方針演説を行う谷藤裕明市長  
  2018年度の施政方針演説を行う谷藤裕明市長
 

 盛岡市議会3月定例会は22日招集され、谷藤裕明市長が2018年度の施政方針演説を行った。人口減少や少子高齢化などの課題がある中、「若い世代や子育て世代が、盛岡に住み続けたいと実感できるよう、良質な雇用創出の取り組みや子ども・子育てへの支援、女性活躍の支援などとともに、誰からも愛される盛岡となるよう魅力ある都市づくりに全力を尽くす。盛岡広域圏の一体的な発展に向け、みちのく盛岡広域連携都市圏ビジョンの取り組みを進め、道半ばの東日本大震災からの復興に向けて県都としての役割を十分に果たす」と意気込みを語った。

  総合計画の戦略プロジェクトでは、2年目となる「食と農・ものづくり応援プロジェクト」で、新たに商品開発や販路開拓への経費助成により6次産業化を支援する他、生産者と事業者、消費者をつなぐウェブサイトの構築や盛岡の旬を味わえるイベントの開催などを通じ、盛岡産農畜産物の認知度向上と販路拡大に努める。17年度に整備着手した道明地区の新産業等用地の速やかな用地整備へ組織の充実などを図る。

  新たな「みんなが支える子ども・子育て安心プロジェクト」で、年間を通じた待機児童が0人となるよう保育所などの定員弾力化を図る他、医療費助成の中学生までの拡大や子育て世代を対象とした賃貸住宅の改修補助の試行により、経済的負担の軽減を図る。出産、子育てをめぐる母親の産後うつの課題に対処するため、新たに産婦健診の実施と産後ケアに取り組むとともに、児童虐待の発生防止・早期発見のため支援拠点を新設する。

  同じく新たな「2020あつまる・つながるまちプロジェクト」で、東北絆まつり2018盛岡を6月に開催し、震災被災地との絆を再確認し復興を後押しする。ホストタウンとしてカナダ水球チームの事前キャンプ受け入れやスポーツクライミング・コンバインドジャパンカップ2018の開催支援などを進め、スポーツによるにぎわいや市民の交流を深める。地域おこし協力隊の活用により関係人口の増加を図る。

  総合計画の18年度施策では、人がいきいきと暮らすまちづくりで、高齢者福祉の充実に向けて地域包括支援センターに高齢者の生活支援や認知症支援を行う職員を新たに配置するなど、地域包括ケアシステムの強化に努める。盛岡の魅力があふれるまちづくりで、市景観計画の変更と景観形成促進地区の指定を検討し、盛岡町家などの歴史的建造物の保全と修景などに取り組む他、効率的な市街地形成を図るため立地適正化計画を策定する。

  人を育み未来につなぐまちづくりで、資源循環型社会の形成を図るため地区別収集データを活用した周知啓発に努め、ごみの減量・資源化を進めるとともに、廃棄物処理の広域化などに取り組む。人が集い活力を生むまちづくりで、バスセンター施設の基本計画や整備・運営手法の調査、検討を行い、中心市街地活性化や河南地区のにぎわい創出につなげる他、交通環境の構築に向けJR田沢湖線新駅設置の可能性を検討する。

  同日は、18年度一般会計予算、市税条例の一部改正など44議案について提案理由を説明。千葉仁一教育長が教育行政推進に関するあいさつをした。会期は3月27日までの34日間で、一般質問(代表質問、一括質問、一問一答)は休会を挟み、2月28日から3月7日まで行われる。


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