盛岡タイムス Web News   2018年   3月  27日 (火)

       

■  組織委会長が八幡平市視察 東京五輪ホストタウン誘致 リンドウ交流のルワンダ 田村市長「感触は良い」


     
  八幡平市総合運動公園内を視察するヴァレンス会長(右)ら  
  八幡平市総合運動公園内を視察するヴァレンス会長(右)ら
 

 2020年7月の東京五輪出場を予定する東アフリカのルワンダ共和国のヴァレンス・ムニャバギシャ五輪組織委員会会長が26日、同国のホストタウン誘致を目指す八幡平市内を視察した。ルワンダは自転車(ロードレース、マウンテンバイク)男女、陸上競技、ビーチバレー女子、テコンドーなどの各競技で五輪出場を目指している。ヴァレンス会長は田村正彦市長らとの懇談で「(八幡平市は)山が多く、市の規模が大き過ぎず、人々が温かいところがルワンダに似ている。まるで故郷にいるような気分だ」と好印象を示した。

  ヴァレンス会長は中国大使兼日本国大使、カナダ大使などを歴任。東北岩手への訪問は初めて。21日から日本に滞在し、25日夕方に市内へ入った。市とルワンダは2014年11月から、同国でのリンドウ栽培事業の実現可能性調査で交流。16年2月に田村市長が訪問した他、5月にはルワンダで栽培のリンドウ初出荷に立ち会うため訪問を予定。誘致実現が一歩進むものと期待される。

  東京五輪のホストタウン誘致は、市が17年12月に在ルワンダ日本国大使館を通して提案。ヴァレンス会長によると、東京五輪での出場種目は各競技が予選中のため未定だが、前回のリオデジャネイロ五輪ではロードレース、水泳などに7人が出場。今回も出場が有力視される。

  ヴァレンス会長は25日に岩手山焼走り国際交流村と八幡平温泉郷を結ぶパノラマラインを視察。26日午前に市総合運動公園内の施設、事前合宿候補施設を想定する同市平笠のいこいの村の各施設を見学した。同日午後に豪州へ出国したため、短い視察となったが、熱心に市関係者の説明を聞いていた。

  ヴァレンス会長は、ホストタウンについて「最終的に国同士で決めることになる。視察内容の報告は行うが、私は選ぶ立場にない」と明言は避けたが、「(八幡平市は)とてもきれいな場所だと思う。選手もここを見に来るだろう」と好印象。

  また、交流のきっかけとなったリンドウについては「今後も市と緊密に協力していきたい」と抱負を述べ、市内に残る雪に「(ルワンダは)赤道直下で冬がない国なので、選手は驚くだろう」と話していた。

  田村市長は「感触は良いと思う。5月にルワンダを訪問した際に、ホストタウンの締結をしたい」と決意を新たにした。


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