盛岡タイムス Web News   2018年   5月  17日 (木)

       

■  岩崎久彌の縁を今に 岩手県雫石町 高知県安芸市 東京都台東区 千葉県富里市 地域社会と経済の発展へ きのう設立総会 広域文化観光協議会


     
   握手を交わす岩崎家ゆかりの4区市町首長(右から深谷雫石町長、服部征夫台東区長、相川富里市長、横山幾夫安芸市長)  
   握手を交わす岩崎家ゆかりの4区市町首長(右から深谷雫石町長、服部征夫台東区長、相川富里市長、横山幾夫安芸市長)
 

 旧三菱財閥第3代総帥の岩崎久彌(1865〜1955)ゆかりの史跡を現代に伝える雫石町、東京都台東区、千葉県富里市、高知県安芸市の4区市町は16日、「岩崎家ゆかりの地広域文化観光協議会」を発足した。同日、台東区役所で設立総会が開かれ、雫石町の深谷政光長ら4区市町の関係者が出席。全会一致で発足を決め、首長が規約書にサイン。会長を4区市町の首長から選任し、相川堅治富里市長が初代会長に選ばれた。7月に雫石町で2回目の協議会開催も決まり、消費者モニターツアーや商品開発などさまざまな展開が始まろうとしている。(戸塚航祐)

  協議会の構成自治体は▽岩崎彌之助・久彌生誕の地の安芸市▽岩崎久彌一家が暮らした旧岩崎邸本邸のある台東区▽経営に携わり情熱を注いだ小岩井農場のある雫石町▽晩年を過ごした旧岩崎邸末廣別邸の富里市―の4区市町。

  16日の協議会では、役員の他、協議会を円滑に進めるために委員会の設置も決定。役員と委員の任期は2年とした。

  今年度の事業計画も決定した。次回以降の協議会は7月に雫石町、19年1月に安芸市で開催。8月にアンケートを踏まえた消費者モニターツアー、7月6日に都内でゆかりの地4地域のPRイベントを予定。ゆかりの地交流展も企画している。雫石町で行う第2回協議会から、フォーラムなど各イベントなどを具体的に検討する考え。

  協議会は旧岩崎家の末廣別邸がある富里市が主体となり、16年度から設立検討を進めてきた。3月26日に4区市町の首長が会談し設立の意思を確認。明治維新150年の今年に、岩崎家ゆかりの地の住民と観光など事業者間の交流を通じた地域の活性化を図る。

  また、4区市町は千葉県教委を通じて共同で、「日本近代農牧業に記された岩崎家の足跡」と題し、文化庁に日本文化遺産登録を申請。協議会は結果が分かり次第、発表するという。

  深谷町長は「明治維新150年の中で、岩崎家ゆかりの自治体の絆を確認できた。歴史に学び、つないでいきたい。120年余りの歴史の小岩井農場など、これからの企画の中で岩崎家を起点としたさまざまな広がりを期待したい」と発足を笑顔で迎えた。

  会長に選ばれた相川市長は「生まれ、育て、生活していた場所が手を取り合って協議会が設立された。多くの人が訪れることを期待する」とあいさつ。会長として「皆さんと相談しながら事業を考えていきたい」と語った。


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