盛岡タイムス Web News   2018年   12月  4日 (火)

       

■  雫石町内のスキー場 準備万端で雪を待つ 合同で安全祈願祭 8日から岩手高原、雫石と網張は15日


     
  岩手高原スノーパークで行われた3スキー場合同の安全祈願祭  
  岩手高原スノーパークで行われた3スキー場合同の安全祈願祭
 

 雫石町内3スキー場の合同安全祈願祭(雫石スキーリゾートエリア連絡協議会の主催)は3日、同町長山岩手山の岩手高原スノーパークで行われた。町内の関係者ら約70人が出席し、シーズン入りを目前に控え、利用客万来と期間中の安全を願った。岩手高原は今週末の8日(ナイター15日から)、雫石(同町高倉温泉)と網張温泉(同町長山小松倉)両スキー場は15日にオープン予定。いずれも準備万端で「あとは積雪」と、エリアとして盛り上がりに期待する。

  スキー場エリアの雪は少なめだが、週末までに一定の積雪が見込まれる。ゲレンデは圧雪20aあれば滑走可能になるが、コースや斜面によって60〜80aの積雪で全面滑走が可能になる。2017年はいずれも12月9日にフルまたはプレオープンしている。

  17―18年は約19万7千人が町内のスキー場を利用した。内訳は雫石が7万1400人、岩手高原が7万1300人、網張温泉が5万4800人。過去5年間で最多だった。16―17年と15―16年シーズンは雪不足だった。

  町商工観光課によると、17年の町内の観光客入れ込み数は約266万8千人。いわて雪まつりの開催される2月こそ15万人と多いが、冬季よりも夏季の入れ込み数が上回る。過去には30万人がスキー場を利用していたことから、スキー客の入れ込み拡大が町内の観光振興には不可欠だ。

  海外客のインバウンドも増加傾向にある。雫石プリンスホテルではホテル(14日オープン)利用客の25%を占め、台湾や豪州を中心に個人客の予約が現時点で約1600人と、前年比の2倍と好調だ。今後団体客の申し込みもあり、伸びが見込まれる。網張温泉も豪州やカナダを中心に休暇村の利用客が増加傾向にあるという。

  町内3スキー場では、既に共通リフト券や小学生以下の初心者向け無料レッスン、土休日のイベントを連動させるなどして連携。客のスキー技術や利用形態に応じてスキー場を選んでもらう考え。

  個別には網張温泉で今期初めてスキー客用の定期観光バスが運行される。岩手高原はファミリー層の利用拡充へ70歳以上のグランドシニアと中学生の割安料金を新たに設定。

  雫石では平日のナイター営業(午後5〜同7時まで)を追加する。盛岡市内の宿泊客向けに午前9時盛岡駅発のバス運行も行われる。

  雫石スキー場を運営するプリンスホテルの佐藤光紀東北地区総支配人は「営業に関する準備は3スキー場とも十分にしてきた。あとは雪が降り、しっかりと喜んでもらえるよう安全安心第一で営業したい。暖冬の長期予報もあるが今週雪の予報もあり、幅広く足を運んでもらえるようにしたい」と抱負を語った。

  猿子恵久町長は取材に「早くスキー場に雪が降ってもらいたい。スキーは冬の観光の目玉でもあり、町としても集客に努めたい。インバウンドにも力を入れてもらっており、国内観光客も含めて盛り上げていきたい」と話していた。


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